障害対応とは?システムが止まったときの「復旧までの動き方」

まずは「あるある」から

夕方、自分のスマホに「サイトが見られません」と連絡が入る。 管理画面を開くと、確かに画面が真っ白。社内からも「注文が通らない」と声が上がり始める。

頭が真っ白になりながら、何から手をつければいいのか分からない——。 そんなときにやっていることが、まさに障害対応です。

障害対応とは?ひとことで言うと

障害対応とは、システムが止まったり、正しく動かなくなったときに、サービスを使える状態へ戻すための一連の動きのことです。

ざっくり言うと、「壊れたものを、まず使えるところまで戻す作業」です。 原因をすべて解明することがゴールではなく、利用者がまた使えるようになることが、まずの目標になります。

止まったシステムを使える状態へ戻す一連の動き
まず使えるところまで戻す作業

保守運用の現場ではどこで関わる?

障害対応は、保守運用の仕事のなかでもいちばん緊張する場面です。

こうした「いつもと違う」が起きたときに、状況の確認から復旧、報告までを担うのが障害対応です。

なぜ大事なのか

障害対応の動き方を持っているかどうかで、復旧までの時間が大きく変わってきます。

手順が頭にあれば、慌てずに「まず影響範囲を確認」「次に切り戻し」と進められます。 逆に、行き当たりばったりだと、原因調査に夢中になっている間も利用者は使えないまま、ということが起きやすくなります。

まず復旧、原因究明はそのあと——この順番を持っておくと、判断に迷いにくくなります。

具体例で見る

たとえば、ログイン画面でエラーが出続けているとします。

慌てて原因を深掘りする前に、まず「いつから」「誰に」「どの機能で」起きているかを確認します。 直前にリリースをしていたなら、まずは前のバージョンに戻す(切り戻す)と、復旧できることがあります。

原因の特定は、利用者が使える状態に戻してから、落ち着いて進めても遅くありません。

つまり現場では

障害対応をするということは、「焦って原因を追う」ことではなく、決めた順番で、利用者が使える状態に近づけていくことです。

事前に動き方を決めておけば、当日は判断ではなく実行に集中できます。

知らないとどう困る?

動き方を決めていないと、障害のたびに毎回ゼロから考えることになります。

原因調査に時間を使いすぎて復旧が遅れたり、報告が後回しになって「状況が分からない」と周りを不安にさせたりしがちです。一人で抱えていると、なおさら冷静さを保ちにくくなります。

よくある勘違い

明日やるなら

自分が担当するシステムで「もし今止まったら、最初に開く画面・最初に確認するログはどこか」を、ひとつだけメモに書き出してみましょう。それだけで、いざというときの最初の一歩が決まります。

ひとことで言うと

障害対応とは、まず利用者が使える状態へ戻すための、落ち着いた手順のことです。

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